赤ちゃんの食物アレルギー対策

食物アレルギーと遺伝

食物アレルギーの症状がでる人と出ない人の明確な違いなどは、未だに解明されていませんが、体質の遺伝が大きく関係している事は事実になります。自分たち夫婦が食物アレルギーではないと安心していても、3親等程度までの範囲で考えられるため、何らかのアレルギーがある人が居る場合は注意が必要になります。夫婦2人ともアレルギーがあるのに、産まれた子供に何の症状も出ないという事もありますので、重く考えるのではなくそういったケースもあるという感じで捉えた方が良いでしょう。

 

親戚や夫婦に食物アレルギーの人がいる場合、離乳食になかなか踏み切れない人が多くいますが、あまり遅くから始めることには意味が無いため、スプーンの練習や味を覚えさせる意味でも、一般的な時期から始めるようにしましょう。

 

遺伝と聞くと子供に申し訳ないと思う親が多く、悩み苦しむ人も居ますが、100%遺伝という訳ではありませんので自分を責めることなく、子供を見守ることが大切です。

 

生後半年くらいになったら血液検査によって食物アレルギーのアルゲンを調べ、その食材を除去しながら離乳食を始めれば良いのです。子供は成長と共に食物アレルギーが治る場合も多く、今は我慢をしなくてはいけないが、いずれはみんなと同じように食べられる日がくると言った気持ちで過ごすことが大切です。